アルバイトは早朝2時間だけなので、帰って即眼科を受診する。前に、帯状疱疹を悪化させてしまい、結局入院治療が必要となり、更には帯状疱疹後神経痛に未だに悩まされていると云う苦い経験もあったので。
今回は、初期段階で治療を受けたのはよかったが、「症状からして放置するのちょっとまずいぞ」と云う感じだったので、休診日でなかったのは幸いした。帯状疱疹のときは休診日だったので、2日間のたうちまわっていた。
検査した結果は、網膜裂孔である。網膜の一部に穴が空き、そこから出血していたのである。網膜が破れたところに血管が走っていると、出血して硝子体の中に血が入り、量が少ないと多量の飛蚊症が見える。多いと視野が真っ暗になる。筆者の場合は、前者である。
治療は、網膜レーザー治療(正式名:網膜光凝固術)になる。5万円かかると云われ・・・少し驚いた。しかし、治療が遅れると、網膜剥離になり入院治療となると云われて、即日網膜レーザー治療を受けることにした。
レーザー光凝固治療: 網膜が裂けて穴の空いているところ(裂孔)や薄くて破れそうなところの周囲の網膜を焼き、カサブタ状にすることで網膜とその下の脈絡膜のくっつきを強化します。それにより、その周囲へ網膜剥離が広がっていくことを防ぎます。
飛蚊症,網膜裂孔/網膜剥離,ぶどう膜炎|望月眼科
治療は結構しんどいものであった。右上奥の網膜だったが、穴を探すのに時間がかかり、またレーザー照射も何度も何度も・・・。治療後は、黒い“輪っか”がはっきり見えるようになり、視力が急に低下したような感じになる。これはレーザービームと点眼麻酔の影響だろう。
さて、今回の治療費は以下のとおり。
結構なお値段である。その他、点眼液が、1本490円。
明日も受診する必要があり、まだまだ費用がかかる。帯状疱疹後神経痛の費用も万札が飛び交う有様であり、踏んだり蹴ったりである。でもね、放置しておくワケにはいかないから・・・。帯状疱疹後神経痛に網膜裂孔と、還暦を前にしてドッカーンときた。泣きたい気分である。
※治療後も飛蚊症が収まらないため調べてみた。
網膜裂孔に対するレーザー治療は網膜にできてしまった裂孔(=亀裂)が原因となって網膜剥離に進行しないように、裂孔の周囲をレーザーによって凝固(=癒着)させてしまうために行います。
従いまして、多くの場合、レーザー後も黒い点が目の前に見えるはずです。(この症状を飛蚊症とよんでいます。)
なぜならレーザーには直接黒い点を消す効果はないからです。
現在のところ、飛蚊症を消してしまう治療法はありません。
しかし飛蚊症はやがてゆっくりとうすくなり、自然と消えてしまう場合も多いのであせらずに放置しておいて構いません。
2 飛蚊症はレーザー治療で直りますか? « 京都府立医大病院眼科
毎日、眼が覚めると、飛蚊症のパターンが変わっているが、時間経過とともにモヤモヤは薄くなってきているように感じる。この調子で改善するか様子見だ。
※12月19日: 眼底検査実施、経過は良好。穴のカケラは剥がれ、網膜を引っ張る要因はなくなりベリーグッド。レーザー凝固も異常なし。今回で治療は完了だ。異常を察知して即治療したのが幸いした。モヤモヤもほとんど気にならないレベルまで視界はきれいになった。