過去に何度も採用しているので、導入は簡単だろうと考えていたが・・・バージョンの違いからか少々試行錯誤することもあったので、以下に導入手順を備忘録としてメモしておくことにした。
Xubuntu 16.04.4 LTS (Xenial Xerus)
立ち上がっても画面が真っ黒
インストールが完了して、再立ち上げしても画面は真っ黒。ノートパソコンの蓋を閉めて開けると正常に戻る。と云うことは、システム起動時にLCDの電源が入らないと云うことだ。過去のXubuntuではあり得ない初めての現象である。xset dpms force off sleep 5s xset dpms force on
システム起動時に上記コマンドを自動実行してLCDの電源を強制的にONにする。
自動実行の例は一番下 ↓
dropbox (オンラインストレージ)
sudo apt-get install nautilus-dropbox
メニューからDropboxを起動して、ウイザードに従う。
Xubuntuではインジケーターにアイコンが表示されないので、以下のコマンドを自動実行して表示させる。
dropbox stop && dbus-launch dropbox start
自動実行の例は一番下 ↓
Chromium (常用ブラウザ)
sudo apt install chromium-browser sudo apt install chromium-browser-l10n
Chromiumの初期起動でパスワードを聞いてくるので、パスワード“なし”に設定する。
sudo apt install pepperflashplugin-nonfree sudo update-pepperflashplugin-nonfree --install
Flashのインストールは上記コマンドを実行する。
fcitx-mozc (日本語変換環境)
sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-frontend-gtk2 fcitx-frontend-gtk3 fcitx-ui-classic fcitx-config-gtk mozc-utils-gui
dropboxにバックアップしてあるユーザー辞書をインポートする。
redshift (ブルーライトカット・輝度調整)
sudo apt-get install redshift redshift-gtk
↓ 設定ファイルを用意する。保存場所 → “~/.config/redshift.conf”
; Global settings [redshift] temp-day=4000 temp-night=4000 transition=0 brightness=0.8 gamma=1.0:1.0:1.0 location-provider=manual adjustment-method=randr ; The location provider and adjustment method settings are in their own sections. [manual] lat=35.82 lon=139.38
項目の意味は、Linux - redshift 導入方法 を参照されたし。
メニューからRedshiftを起動して、インジケーターに現れたアイコンをクリックして「Autostart」にチェックを入れる。
glipper (クリップボード管理)
sudo apt-get install glipper glipper
とりあえず、端末から起動して設定を行っておく。自動起動に関しては、ユーザー側で設定する。
shutter (画面キャプチャ&編集)
sudo apt-get install shutter
キーボードショートカットを設定する。
範囲選択 → shutter -s
ウィンドウの選択 → shutter -w
デスクトップ全体 → shutter -f
アクティブウィンドウ → shutter -a
ファイアウォール設定
sudo ufw enable sudo ufw default DENY sudo ufw status
とりあえずレベルで設定しておく。
TeamViewer (リモートアシスタント)
Linux版TeamViewerのダウンロード からインストールする。追加インストール
sudo apt-get install gftp sudo apt-get install pluma sudo apt-get install gparted fc-cache -f -v sudo apt-get install ntp sudo apt-get install usb-creator-gtk sudo apt-get install synaptic
FTPクライアント、テキストエディタ、パーティション管理、追加フォント [~/.fonts/]、時刻同期サーバー、ブータブルUSB作成、Synapticsパッケージマネージャー
システム設定 諸々
- インジケーターの時刻カスタマイズ → 「%H:%M %m月%d日 (%a)」
- ディスプレイの電源OFFまでの時間調整など
- タッチパッドをOFF
- プロプライエタリドライバのチェック
- デフォルトウィンドウの配置を真ん中に
- 音量ショートカットの設定 ↓ (ユーザー側で別途キーを設定したい場合)
「pactl set-sink-volume 0 +5%」音量増
「pactl set-sink-volume 0 -5%」音量減
「pactl set-sink-mute 0 toggle」音量ミュート
自動起動シェルスクリプトの例
#!/bin/sh set -x cd ~ pactl set-sink-volume 0 80% aplay /usr/share/sounds/purple/login.wav xset dpms force off sleep 5s xset dpms force on sleep 20s dropbox stop && dbus-launch dropbox start sleep 5s # 不要ファイル削除 rm -rf ダウンロード/* rm -rf ピクチャ/* # Mozc バックアップ cp -r -f ~/.mozc ~/Dropbox/Ubuntu # Chromium 起動 cd ~ chromium-browser& sleep 10s aplay /usr/share/sounds/purple/login.wav pactl set-sink-volume 0 30% exit 0
筆者固有の設定も多々あるが、筆者の備忘録として書いているのでご容赦頂きたい。