FirefoxはChromeと異なり、幸いにもインストールの場所を指定できる。よって、インストール先をRAMディスクに変更して、更にプロファイルをRAMディスクにコピーして、それを通常のプロファイルとして設定すればよい。
RAMディスクの準備
RAMディスクを実現するフリーソフトは様々存在するが、筆者が特におすすめなのが、QILING Disk Master Free である。数少ない、Windows 10 対応のフリーソフトである。↑ [Tools and utilities] → [Create ramdisk] (作成以降は Modify ramdisk)
↑ 今回はRAMディスクに2GBを割り当てる。 [Save ramdisks data] にチェックを入れて、シャットダウン時にRAMディスクの内容が消えないようにする。
FirefoxをRAMディスクにインストール
既にFirefoxがインストールされている場合は、一旦アンインストールする。この場合、プロファイルを削除しないように注意する。Web ブラウザ Mozilla Firefox — 各国語版の Firefox をダウンロード — Mozilla からダウンロードしてインストールを行う。このとき [カスタムインストール] を選択して、インストール先フォルダを [Y:\Firefox\] にする。
※[Firefox] フォルダは事前に作成しておく。
※インストール先フォルダの名前は何でもよい。また、RAMディスク上であれば場所はどこでもよい。
プロファイルをRAMディスクにコピー
Firefoxが起動している場合は終了する。[Win+R] で [ファイル名を指定して実行] の画面を表示する。[名前] の欄に以下のコマンドを入れて [OK] をクリックする。[%APPDATA%\Mozilla\Firefox\Profiles\]
するとプロファイルのフォルダ (xxxxxxxx.default) が表示されるので、そのフォルダをコピーして [Y:\Firefox\Profiles\] に貼り付ける。
※[Win] :キーボード左下のWindowsロゴのキーのこと。
※[Profiles] フォルダは事前に作成しておく。
※貼り付け場所は、RAMディスク上であればどこでもよい。
標準のプロファイルをRAMディスクにコピーしたプロファイルに変更
Firefoxが起動している場合は終了する。[Win+R] で [ファイル名を指定して実行] の画面を表示する。[名前] の欄に以下のコマンドを入れて [OK] をクリックする。[firefox.exe -ProfileManager]
すると [ユーザプロファイルの選択] と云う画面が表示されるので、[新しいプロファイルを作成] を選択する。
↑ [プロファイル作成ウィザード] の [フォルダを選択] で、RAMディスクにコピーした [Y:\Firefox\Profiles\xxxxxxxx.default] を選択する。
↑ 最後に、作成したプロファイルを通常のプロファイルに設定する。
[□今後このプロファイルを使用する] にチェック → [Firefoxを起動] をクリックする。
ディスクアクセスが大幅に削減され、高速化が図れるだろう。