クリップボードの内容は“挿入モード”で [Ctrl+Shift+V] で貼り付けできるが、その逆つまり、vimでヤンクした内容はクリップボードには送信されない。これがかなり不便。そこで、ヤンクでクリップボードに送信されるように設定してみた。
↓ まず、GUIのvimをインストールする。使用しなくても、とりあえずインストールする。
[sudo apt install vim-gnome]
↓ クリップボードと連携可能になったか調べてみる。
[vim --version | grep clipboard]
↑ +clipboard 「+」になっているので利用できる。利用できない場合は「-」になる。
↓ 「~/.vimrc」で設定する。
" vim の独自拡張機能を使う(viとの互換性をとらない) set nocompatible " 文字コードを指定する set encoding=utf-8 " ファイルエンコードを指定する set fileencodings=iso-2022-jp,sjis " 自動認識させる改行コードを指定する set fileformats=unix,dos " バックアップをとる " 逆は [ set nobackup ] set backup " バックアップを作るディレクトリを指定する set backupdir=~/backup " 検索履歴を50個残す set history=50 " 検索時に大文字小文字を区別しない set ignorecase " 検索語に大文字を混ぜると検索時に大文字を区別する set smartcase " 検索語にマッチした単語をハイライトする " 逆は [ set nohlsearch ] set hlsearch " インクリメンタルサーチを使う ( 検索語を入れている途中から随時マッチする文字列の検索を開始) " 逆は [ set noincsearch ] set incsearch " 行番号を表示する " 逆は [ set nonumber ] set number " 背景色 set background=dark " 改行 ( $ ) やタブ ( ^I ) を可視化する set list " タブと改行文字表示 set listchars=tab:>- " 括弧入力時に対応する括弧を強調する set showmatch " 構文ごとに色分け表示する " 逆は [ syntax off ] syntax on " カラースキーム colorscheme molokai " [ syntax on ] の場合のコメント文の色を変更する " highlight Comment ctermfg=lightgrey " ウィンドウ幅で行を折り返す " 逆は [ set nowrap ] set wrap " カレント行ハイライトON set cursorline " カレント行にアンダーラインを引く(color terminal) highlight CursorLine cterm=underline ctermfg=NONE ctermbg=NONE " カレント行にアンダーラインを引く(gui) highlight CursorLine gui=underline guifg=NONE guibg=NONE " クリップボード連携 set clipboard=unnamedplus
↑ 54行目 (最終行) 「set clipboard=unnamedplus」を追加すればよい。これで、ヤンクの内容がクリップボードに送信される。