“Windows 10”のノートパソコンに未使用領域のパーティションを作って、そこに“Linux Mint - Cinnamon”をインストールした。“Windows 10”では対処できないことがあり、使い勝手のよい“Linux Mint - Cinnamon”をインストールしてマルチブート環境としたのである。
しかしながら、電源投入で放置すると、“Linux Mint - Cinnamon”で立ち上がってしまう。普段は“Windows 10”を利用するので、これでは使い勝手が悪い。
そこで、起動優先順位を変更して、電源投入で放置した場合は、“Windows 10”で立ち上がるようにした。
以下、“Linux Mint - Cinnamon”での操作。
- gedit (テキストエディタ) で “ファイルシステム” → “boot” → “grub” にある “grub.cfg” を開く。
- “Windows 10”を検索すると「### BEGIN /etc/grub.d/30_os-prober ###
menuentry 'Windows 10 (loader) (on /dev/sda1)' --class windows --class os $menuentry_id_option 'osprober-chain-54」と云う行がヒットする。 - ここにある「'Windows 10 (loader) (on /dev/sda1)'」をコピーしておく。 (あとで貼り付けで利用するのでgeditの空白タブにでも一時的に貼り付けておくとよい。)
- 端末を起動して
[sudo gedit /etc/default/grub]
と叩くと、grubを読み込んだ状態でgeditが起動される。 - 「GRUB_DEFAULT=0」の行をコメントアウト (#GRUB_DEFAULT=0) にして、次の行に「GRUB_DEFAULT='Windows 10 (loader) (on /dev/sda1)'」を追加して保存する。
- 端末から
[sudo update-grub2]
と叩けば変更が反映される。